「タクシー代わり」の119やめて 策練る国・自治体

朝日新聞がタクシー代わりに救急車を使う人の問題を扱っている。

医師不足の問題で、私は患者(住民)は絶対的な被害者ではなく、加害者である面もあると考えている。

自分のことしか考えず、勝手にふるまう人も多く、このような人達が大手を振ってワガママをすることを認めては、医療現場はやる気を失う。

行政は、このようなワガママをする人達に対して弱い。

ワガママをする人達の気持ちも分からないではない。
しかし、このようなワガママに対して、きちんと断れないと、現場はますます荒んでいくと考える。


朝日新聞平成18年10月13日
「タクシー代わり」の119やめて 策練る国・自治体

http://www.asahi.com/national/update/1013/TKY200610130262.html

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地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(0) | トラックバック(0)2006/10/15(日)09:51

自治体病院の現状と課題〜医師不足はなぜおきるのか〜

私もメンバーの医療福祉経営法務研究会のHPに「地方自治職員研修」に書いた「自治体病院の現状と課題〜医師不足はなぜおきるのか〜」のコピーを掲載している。

興味のある方はご覧いただきたい。

医療福祉経営法務研究会HP
http://www.mwml.jp/
の更新情報を参照。


地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(0) | トラックバック(0)2006/10/14(土)23:06

岐阜裏金処分で県が調整不足、県立病院医師ら82人の処分除外

岐阜県庁の裏金問題で、岐阜県県は、裏金の集約などにかかわり、「組織責任」を問われた職員4328人の処分を行ったようだ。

 先月28日に発表した「県政再生プログラム」の中では、組織責任として4410人の処分を行うとしていたが、県立病院の医師について「管理職手当をもらっていない医師まで懲戒処分なのはおかしい」とする声が県内部から上がったことから計82人を処分から除外したそうだ。一部、処分を修正したようだ。
当然のことであろう。
職員一律で考える事務職の発想から起きたミスであると考える。


急いで書いたので、つい、記事を読み飛ばしてしまった。
これは大変な問題なので、謹んでおわびをし、修正をさせていただく。
元のコメントに、いのげさんから疑問を呈する書き込みをいただいたが、全くそのとおりである。
ごめんなさい。

修正コメントは以下のとおり。


引用開始
3県立病院の課長級の医師65人に対しても、県は全員を懲戒処分とする方針だったが、管理職手当を受給していない医師が多いことや、医療現場に対する不信感を持たれる心配があることから、処分を訓告処分に変更した。管理職手当を受給している医師は、従来通り戒告以上の処分とした。
引用終了

結局、原則管理職手当をもらっている医師は、一律で戒告処分を受けている。
管理職手当をもらっていない医師も訓告処分に変更されただけで、処分を受けている。

これは非常に問題だ。
そもそも医師が裏金に関わっていることはほとんどない。

一律で全体責任を問う事務職の職員と医師集団は違う。

事務職の職員は一生、岐阜県に勤めるのが通常だ。
しかし、医師は、たまたまご縁があって岐阜県立病院に来た人がほとんどで、勤務年数も短い人が多い。

これから、違う病院に勤務する可能性も高い。

そのような医師集団に、やってもいない裏金問題で、役所一律の処分というルールをあてはめるのはおかしい。

処分をされた医師達は、やる気を失い退職される危険性が高い。

組織一律で行うことの意義と医師の退職のリスクを高める行為との比較をした場合、岐阜県庁が行ったことは、とても稚拙で、リスクの高い行為であると考える。

そこには「お役所の権威」を高めるという意識はあるが、病院の経営という意識はない。


特に管理職手当をもらっている職員に戒告処分をしたことは問題だ。

訓告処分と違って、戒告処分は、地方公務員法に規定されている正式な処分だ。

地方公務員法29条(懲戒)
職員が次の各号の一に該当する場合においては、これに対し懲戒処分として戒告、減給、停職又は免職の処分をすることができる。

1.この法律若しくは第57条に規定する特例を定めた法律又はこれに基く条例、地方公共団体の規則若しくは地方公共団体の機関の定める規程に違反した場合
2.職務上の義務に違反し、又は職務を怠つた場合
3.全体の奉仕者たるにふさわしくない非行のあつた場合

履歴書の賞罰のところに、戒告の経歴を書かなければならないような悪いことを現場の医師は行ったのであろうか。

岐阜県庁の対応は、「お役所」が病院を運営することの限界を示した典型的な事例であると考える。



読売新聞 平成18年10月12日
岐阜裏金処分で県が調整不足、82人除外・65人軽減

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061012i213.htm?from=main2

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地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(6) | トラックバック(0)2006/10/14(土)07:49

尾鷲病院(三重)に後任産科医 報酬3000万円以下 今月着任、休診回避へ

5520万円の報酬をめぐって産婦人科医との契約延長交渉が決裂した三重県尾鷲市で、後任の産婦人科医が決まったそうだ。

給与は同病院の水準に沿った額で、3000万円以下になるという。
年明けには2人態勢に拡充することも予定されているそうだ。

給与だけでなく、医療の体制も重要なポイントとなる。


中日新聞 平成18年10月11日
尾鷲病院(三重)に後任産科医 報酬3000万円以下 今月着任、休診回避へ
http://www.chunichi.co.jp/news.shtml

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地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(2) | トラックバック(0)2006/10/12(木)05:43

地域医療に強い危機感 県議会予算特別委で志摩病院長

三重県議会予算決算特別委員会で、県立志摩病院の院長が三重県南部の地域医療について強い危機感を示した発言が記事になっている。

「今後一年間で五、六人の医師が辞めると思う。すごいことが近い将来起きる」

という発言は重い。


中日新聞 平成18年10月11日
地域医療に強い危機感 県議会予算特別委で志摩病院長
http://www.chunichi.co.jp/00/mie/20061011/lcl_____mie_____002.shtml

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地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(1) | トラックバック(0)2006/10/11(水)06:16

村上医師は、非常に優秀な経営者である−瀬棚診療所の財務分析

ETV特集をご覧になった方から、村上医師は診療所の経営を考えず、勝手なことばかり行っていて町の財政を圧迫しており、財政破綻を心配した町当局と対立したようにも見えるという意見をいただいた。

しかし、後で述べるように、瀬棚診療所の財務データを分析すると、平成16年度で実質的な赤字補てんは720万円しか行われていない。

このことを見ても、村上医師が非常に優秀な経営者であることがよく分かる。

このような優秀な診療所の経営者を辞職させる行政は、やはり問題があると考えている。

******************************

瀬棚診療所の財務分析

合併による退任問題が問題となる前の安定的に病院運営をしていた平成16年度の瀬棚診療所の財務分析は次のとおりである。

平成16年度瀬棚診療所の決算
歳入
 診療収入           232,390千円
 他会計繰入金         50,829千円
 基金繰入金          10,500千円
 繰越金            22,014千円
その他の収入         21,289千円
合計             337,022千円

歳出
 総務費            221,158千円
 医業費             63,001千円
 基金積立金             5千円
 公債費             33,857千円
合計               318,021千円
       (瀬棚診療所の決算を元に作成)

診療所運営だけの収支を見る
 診療上の経営状況を分析するにおいて、町からの繰入金や建物の元利償還金などを除いて、純粋な診療所の運営にかかる収支を見てみることにしたい。

診療所運営をチェックするために除く収支項目
歳入
 他会計繰入金(町本体からのお金)
 基金繰入金(診療所の安定経営のために使われるものであるが、他病院との比較のため除く)
 繰越金(前年度からのお金)
歳出
 基金積立金
 公債費(診療所の借金の返済など)
 を除いて収支を見る

診療所だけの運営費で見ると
歳入
 診療収入           232,390千円
 その他の収入          21,289千円
合計             253,679千円

歳出
 総務費            221,158千円
 医業費             63,001千円
合計              284,159千円

歳入−歳出           −30,480千円

歳入−歳出の不足額30,480千円
 この不足額に対して、自治体立の診療所として、地方交付税で運営の支援がなされている。
 診療所(医科+歯科)14,200千円、訪問看護ステーション5,000千円程度など。不足部分が、町からの赤字補てんとして繰り入れられることになる。

建物等の公債費
 公債費33,857千円の約70%23,699千円は地方交付税として町に戻ってくる。
 平成16年度の場合、残りの10,158千円は、基金繰入10,500千円により対応している。

他会計繰入金
 他会計繰入金(町本体からのお金)である50,829千円の内訳はどのようになっているか。
 その多くが地方交付税で、委員会資料では、平成16年度の計算で43,620千円が国から町本体に交付され、診療所の会計にやってきている。
 差額の7,200千円程度が、実質の町の持ち出しと考えられる。

基金の考え方
 瀬棚診療所の運営には、旧瀬棚町から引継いだ基金が存在した(現在は廃止)。
 旧瀬棚町では、診療所整備の元利償還金の一般財源負担部分を補てんするための基金と考えられてきたようだ。
 平成16年度に、建物等の整備の元利償還金の一般財源分として10,500千円が使われたことは、十分説明がつく。

平成16年度決算から分析した瀬棚診療所
 基金繰入分を診療所整備のための起債償還の一般財源負担分と考えれば、平成16年度の瀬棚診療所への町の実質的な赤字補てんは7,200千円程度と考えられる。

優秀経営の診療所
 見た目の瀬棚診療所の医業収支比率が低いのは、診療所整備の起債償還を診療所会計で負担することに基づくことによる。
 起債の償還は地方交付税及び町基金で行っていたので、診療所の経営としては非常に優秀な経営であったと考える。


地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(3) | トラックバック(0)2006/10/10(火)18:23

多くの方のアクセス・書き込みありがとうございます。

8日、9日と穂坂邦夫前志木市長さんの地方自立研究所の明確化研究会の合宿があって書き込みができなかった。

明確化研究会について
http://blog.goo.ne.jp/hosakakunio/e/1d9981825f1207c122e4b65a2a3dc488

この間多くの方のアクセス・書き込みをいただいた。
心から感謝を申し上げる。

ETV特集をご覧になられた方々から、質問も寄せられており、できるだけ早めに答えていきたい。

とはいっても、やらねばならない仕事が詰まっていて、それを片づけながらの作業なので、時間がかかるかもしれない。

お許しいただきたい。


地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(0) | トラックバック(0)2006/10/10(火)07:39

NHKのETV特集をご覧になってアクセスした皆様へ

「伊関友伸のブログ」にアクセスいただきありがとうございます。
ちょうど2年前に始めたブログが、今日、明日で10万アクセスに達するまでになりました。

このブログをきっかけに、ETV特集への出演を始め、様々な方々のというご縁を結ぶ機会をいただきました。

このコメントはETV特集放映の前に書いています。
今日、伊関が、どのような形で紹介されるか、分かりません。

正直、伊関はまだまだ地域医療・自治体病院の研究者としては駆け出しです。
これから一杯勉強をしなければなりません。

テレビを通じて、間違ったこと、人を傷つける発言をしているかもしれません。
そのようなことがあれば、心よりお詫びします。

番組でも紹介されると思いますが、地域医療・自治体病院の危機はこれから、一層深刻になると思われます。
今は、崩壊の序曲と言える時期と考えています。

これからも、地域に住む人たちが安心して医療を受けられるためには、どのようにすべきか。
ブログを通じて考えていきたいと思います。

よろしければ、またこのブログをご覧いただければ幸いです。

     伊関友伸(いせきともとし)


地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(25) | トラックバック(4)2006/10/07(土)20:57

城西大学公開講座

今日は、城西大学の公開講座の講師をつとめた。

「これからのわが国の地域と行政−お役所仕事をなくすためには−」という題で講演をした。

席が前から埋まるという熱心な受講生を前に2時間ほどお話しをさせていただいた。

内容も、納得できる内容であった。


伊関のマネジメント | コメント(0) | トラックバック(0)2006/10/07(土)20:55

夕張市立総合病院 村上医師、赴任前向き 前瀬棚国保診療所長

コメントは控えたい。
実現に向けてハードルは高いが、努力をしているところである。


北海道新聞 平成18年10月6日
夕張市立総合病院 村上医師、赴任前向き 前瀬棚国保診療所長 

【夕張】財政再建団体となることを決めた夕張市が運営する市立総合病院の医師確保をめぐり、瀬棚国保医科診療所(桧山管内せたな町)前所長の村上智彦さん(45)が、夕張での勤務に前向きな姿勢を示していることが五日、分かった。村上さんは予防医療活動が全国的に高い評価を受けており、夕張赴任が実現すれば病院再建の象徴的な存在となりそうだ。

 同病院では五人の常勤医のうち、院長を含む二人の医師が辞表を提出。救急体制の維持が危ぶまれるなど深刻な状態が続いており、現在、全国から医師を公募している。

 夕張市の病院経営アドバイザーを務める伊関友伸・城西大経営学部助教授によると、村上さんに夕張赴任を打診したところ、「非常に前向きな回答を得た」という。

 村上さんは旧宗谷管内歌登町(現枝幸町)出身。一九九九年から今年三月まで瀬棚国保医科診療所長。全国で初めて肺炎球菌ワクチンの公費助成を導入するなど、取り組みが注目された。現在は新潟県の湯沢町保健医療センターに勤務している。

 村上さんは北海道新聞の取材に対し「道内にはいずれ戻るつもりだった。やる気のある自治体から要請があり、私で役に立てることがあれば応えたい」と話している。



地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(6) | トラックバック(3)2006/10/06(金)13:21

会場に怒号 住民説明会始まる 夕張

夕張市で、住民説明会が開かれ、厳しい住民意見が寄せられたようだ。
再生までの生みの苦しみはこれからも続くであろう。


北海道新聞 平成18年10月5日
会場に怒号 住民説明会始まる 夕張
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20061005&j=0023&k=200610046634

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行政マネジメント | コメント(1) | トラックバック(0)2006/10/05(木)09:01

常勤医2人減10人に 四万十市民病院

四万十市の市民病院の医師の減少も進んでいるようだ。
定員16人の医師が10人まで減っており、さらに減少をすることが確実という。


高知新聞 10月3日
常勤医2人減10人に 四万十市民病院 救急に不安
http://www.kochinews.co.jp/0610/061003headline04.htm

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地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(0) | トラックバック(0)2006/10/05(木)07:15

福島県立病院の常勤医師の給与を引き上げへ

福島県立病院の医師給料が引き上げられるようだ。
民間病院に比べて、給与水準が低く、流出が止まらないことに基づく。

給与を上げることも大事であるが、研修などの環境も含めて、医師が働きがいのある職場をつくることも重要だと考える。


福島民報 平成18年10月4日
県立病院の常勤医師の給与を引き上げへ
http://www.fukushima-minpo.co.jp/news/kennai/20061004/kennai-20061004113221.html

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地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(5) | トラックバック(0)2006/10/05(木)07:00

袋井市民病院の改築、掛川市市立病院と合同で設置を 検討委員会報告

建築後26年を経過した袋井市民病院の今後の在り方を考える検討委員会が「掛川市立総合病院と合同で1つの病院を設置するのが望ましい」との提言をまとめたようだ。

気になるのは経営形態のあり方で、公設公営が人材を集めやすいという考え方から公設公営でいきたいようだが、疑問である。

本ブログを読んでいただければ、行政の直営がいかに医師などの現場のスタッフのやる気を削ぎ、医師の退職を招いてきたかを考えれば、このような論理は現実にあっていないことが分かる。

地方公営企業法の全部適用を導入し、病院事業管理者を置き、給料などの見直しなど、真の意味での民間並みの経営ができれば、別に公設公営でも構わない。

しかし、そのようなことができる自治体病院は、ごくわずかであろう。


静岡新聞 平成18年10月4日
袋井市民病院 「掛川市と合同で設置を」検討委
http://www.shizushin.com/local_west/20061004000000000024.htm

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地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(1) | トラックバック(0)2006/10/04(水)15:47

ゆうばり映画祭復活目指しNPO法人設立へ 市民有志資金募り運営計画

夕張映画祭の復活を目指して市民がNPO法人を設立する方向で動いているという記事があった。

とても良いことだと思う。

市民が自立しなければ、夕張市の再建はない。


北海道新聞平成18年10月2日
ゆうばり映画祭復活目指しNPO法人設立へ 市民有志資金募り運営計画
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20061002&j=0031&k=200610026019

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行政マネジメント | コメント(0) | トラックバック(0)2006/10/03(火)05:44

NHKETV特集「なぜ医師は立ち去るのか〜地域医療・崩壊の序曲〜」

10月7日(土)午後10時からの地域医療を扱ったETV特集のタイトルが変更になった。

「なぜ医師は立ち去るのか〜地域医療・崩壊の序曲〜」
というより本質に迫ったタイトルになった。

番組の中で、伊関が各地を訪問したインタビューが大きく扱われるようになったようで、予告のコメントも変更になっている。

以下NHKのETV特集のHPより引用

http://www.nhk.or.jp/etv21c/index2.html

5月に放送したETV特集「ある地域医療の“挫折”〜北海道せたな町〜」は、地域社会が抱える不安や、医療と行政との関係を浮き彫りにして大きな共感を呼んだ。

とりわけ医療従事者から数多くの切実な声が寄せられた。

せたな町同様、地域医療に意欲的に取り組んできた医師が地元の行政と衝突、まちを去ることになる例が全国各地で相次いでいるというのである。

医療関係者が情報交換をするブログやホームページなどでも議論が巻き起こり、全国的な広がりを持つ「地域医療崩壊」の現状が報告されている。

こうした医師の地域病院からの大量離脱の背景には、医療現場と行政、そして住民のあいだの意識のギャップがある。

行政は、医療を病院の規模や医師、看護師の数などハードの問題として発想しがちである。

国の三位一体改革などの影響で財政危機に立たされた地方自治体は行革(合併もその一環)を推進、それが充分な知識がないまま地域医療の現場にメスを入れることにつながり医療現場の反発を招いている。

一方で、深夜でも気楽に診察を受けようとする住民の「コンビニ感覚」の問題も指摘されている。

こうした無理解が、熱意に支えられてきた地域医療の土台を揺さぶり、次々に病院スタッフが辞めていく現象を引き起こしている。

医療問題に詳しい城西大学助教授の伊関友伸さんは「このままでは日本の地域医療は完全に崩壊してしまう」と警告する。

番組は、残されたただ一人の医師と住民が今後の医療の進め方をめぐって試行錯誤する北海道せたな町瀬棚診療所のその後の様子を伝えるとともに、同じように医師の退職に揺れる京都府舞鶴市、北海道江別市などを伊関さんが訪ね、いま深化しつつある地域医療の危機を浮かび上がらせる。


地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(2) | トラックバック(0)2006/10/02(月)18:17

舞鶴市民病院 入院、療養病棟に限り再開へ

常勤医がゼロになるという異常な事態が続いていた舞鶴市民病院が、10月から、兵庫県の医療法人の常勤医派遣の支援などを受け、一般内科と外科、整形外科、脳神経外科の外来診療を始めるようだ。

休止している入院患者の受け入れも、療養病棟に限り、16日から再開するという。4つの外来も同日の本格的な再開を目指す。

舞鶴市民病院に訪問したとき、管理者さんから医療のできない病院がどれだけ辛いか、スタッフも心から思ったという話しをお聞きした。

これからも再建に向けて茨の道が続くと思うが、舞鶴市民にとって期待される医療を目指して頑張ってほしい。


京都新聞平成18年9月29日
入院、療養病棟に限り再開へ 舞鶴市民病院
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006092900029&genre=O1&area=K60

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地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(0) | トラックバック(0)2006/10/02(月)17:54

沖縄県立こども医療センター悲鳴/患者増で協力呼び掛け

沖縄県立南部医療センター・こども医療センターで、小児救急を訪れる患者が非常に多く、小児科医の負担が限界に達しているようだ。

確かにこども病院の医師の診察を受ければ安心かもしれない。
しかし、小児科医の数は限られている。

コンビニのように便利に使うと、小児科医達が疲れて集団退職の危険性さえある。

新聞にあるように、初診は近くの診療所を受診するように、本当に必要な時に、診察を受けるという気遣いも必要だ。

また、子どもの医療を受ける機会を妨げるものとして、批判もあるかもしれないが、現在の特定療養費(選定医療)の1575円を引き上げることも検討をすべきではないか。

できるだけ保護者の良識に訴えることは必要と考えるが…。



沖縄タイムズ 平成18年9月28日
こども病院悲鳴/患者増で協力呼び掛け
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200609281700_04.html

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地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(2) | トラックバック(0)2006/10/02(月)17:33

酒田病院統合反対の署名へ 山形県医労連

酒田市にある県立日本海病院と市立酒田病院の統合問題で、山形県医療労働組合連合会は、経営効率を追求する統合に反対し、署名活動をするということだ。

「統合したら医師が減り、受診の機会が減る」という主張で、市立酒田病院の建て替えも主張されるようだ。

伊関は、同じような規模の病院を2つ建築して、患者を取り合い病院経営が悪化するリスクを強く感じるのであるが…。


平成18年9月28日
酒田病院統合反対の署名へ 県医労連
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000609280002

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地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(0) | トラックバック(0)2006/10/01(日)18:25

給食費払わぬ親たち お金あっても「頼んだ覚えない」

産経新聞で確信犯的に給食費を払わない親がいることを報道している。

運動会の保護者の行動と相通じるものがある。

実は、このことは、病院現場の一部の患者にも通じるものがある。
救急車をタクシー代わりに使ったり、医者や看護師への暴言、さらには治療費を踏み倒す。
こういう人達が病院のやる気を失わせる要因の一つとなっている。

市民は、決して被害者だけではない。
加害者の面もある。

相手の立場を思いやって、節度ある行動を行うことは市民にも求められるのである。



産経新聞 平成18年10月1日
給食費払わぬ親たち お金あっても「頼んだ覚えない」
http://www.sankei.co.jp/news/061001/sha002.htm

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PTAのマネジメント | コメント(2) | トラックバック(0)2006/10/01(日)06:31

運動会無事終わりました。

運動会が無事に終わった。

運動会後のPTAの本部役員での反省会での伊関の採点。

先生方  100点
生徒数増加で大幅にメンバーが入れ替わり、若返った。本当に一生懸命教育をされておられることが伝わった

子ども達 100点
整列もすばやくできた。応援の声も本当に大きかった。

保護者   65点
お父さん達が朝5時半に集まってカラーコーンを設置しても、車を停める保護者がいた。副会長さんが繰り返し注意して、やっと車をどけた。女性の方で、副会長さんをにらみつけたそうだ。
子どもを使って学校のカリンを摘み取ろうとした年配者。
朝の開会式の生徒会長のあいさつの時におしゃべりをする保護者。
学校外で露天商の販売するかき氷のカップを学校内に捨てていく保護者。
教育の場であるため、飲酒は自粛をお願いしているのにも関わらずお酒を飲む保護者。
キャンプ用のテーブルも自粛をお願いしているのに、構わず設置する保護者。
はっきり言って運動会を壊しているのは、一部の保護者である。
そもそも運動会は見せ物なのか?
疑問に思う。

本部役員 100点
新しい選出方法でメンバーが全員替わり、緊張感を持って運営ができた。
古い本部役員の皆さんの協力にも感謝。

お父さんボランティア 100点
朝と夕方、一生懸命カラーコーンの設置と撤去をしていただいた。
感謝感激。




PTAのマネジメント | コメント(0) | トラックバック(0)2006/10/01(日)06:18

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プロフィール

元埼玉県庁の職員。 現在は埼玉県の坂戸市にある城西大学の経営学部の准教授で行政マネジメントを教えています。

伊関友伸

Author:伊関友伸

連絡先 iseki@pm-forum.org

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