8ヵ月363人退院 診療報酬改定影響で
琉球新聞社の調査で、平成18年7月の診療報酬改定で、医療の必要度が低い患者を長期入院させることが病院経営を圧迫する形になったことに伴い、県内で少なくとも20病院363人の患者が医療型療養病床病院から退院したことが分かったようだ。
8ヵ月363人退院 診療報酬改定影響で
琉球新報 平成19年3月6日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-21866-storytopic-1.html
8ヵ月363人退院 診療報酬改定影響で
琉球新報 平成19年3月6日
療養病床再編、診療報酬の改定に伴う影響
2006年7月の診療報酬改定で、医療の必要度が低い患者を長期入院させることが病院経営を圧迫する形になったことに伴い、県内で少なくとも20病院363人の患者が医療型療養病床病院から退院したことが、琉球新報社の調査で5日までに分かった。退院後の最も多い行き先は老人保健施設だった。病院経営への打撃も深刻で、回答した30病院のうち73%(22病院)が前年度より減収となっている。中には2億円以上の減収となる病院もあり、対応に苦しむ現状が浮き彫りになった。
同診療報酬の改定による影響について、医療型療養病床を持つ42病院にアンケートを実施。30病院から回答を得た。回答率は71・4%。
減収になった病院は22病院、なっていない病院は7病院、不明が1病院。減収額を回答した19病院の平均減収率は8・74%。最も高い減収率は24・8%だった。減収になっていない7病院のうち4病院は、障害者対象病院や回復期リハ病棟を持つなど、医療の必要度が高い患者が多く影響を受けにくい経営内容だった。
減収を補う経営改善策は「(医療の必要度が低い)区分1の患者に退院してもらった」「区分2、3の患者を中心にした」「一般病床に変更した」「回復期リハ病棟に転向予定」などが挙げられた。
区分1の入院患者の割合(回答22病院)は、1月時点で前年比で平均10・6%減少し、区分1の患者の退院促進や新たな受け入れを抑制している現状が示された。
退院した患者の主な行き先として回答が最も多かったのは老健施設(9病院)、次いで自宅(5病院)、宅老所(3病院)、特別養護老人ホーム(2病院)と続く。11病院が未記入だった。
県療養病床協会の松岡政紀会長は「わずか8カ月で363人が退院している。区分1の対象を何とかしないと今後、行き場のない患者がますます増える。『医療・介護難民』の状態が現実に起こりつつある。病院側も大変だが、何よりも患者や家族がつらい思いをする」と強調した。
(佐藤ひろこ)
地域医療・自治体病院のマネジメント
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│2007/03/06(火)23:07
