県立新庄病院談合で山大教授聴取 医局トップ主導か

山形県立新庄病院談合事件の続報。
山形大学医学部教授の談合への関与が明らかになってきたようだ。


2006年6月30日 読売新聞
県立新庄病院談合で山大教授聴取 医局トップ主導か

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news001.htm




2006年6月30日 読売新聞
県立新庄病院談合で山大教授聴取 医局トップ主導か

 県立新庄病院(新庄市若葉町)に納入する麻酔器の入札を巡る談合事件で、県警捜査2課などは、談合に関与した疑いが強まったとして、山形大医学部の男性教授(49)への任意の事情聴取に踏みきった。逮捕された同病院手術部長・天笠澄夫容疑者(52)が教授からの働きかけで談合を推し進めたことを供述、教授も事情聴取で、談合にかかわったことを認めた。

 県警は、医局のトップとして県内の関連病院の人事などに強い発言力を持っていた教授が談合を指示していた可能性が高いとみて、捜査を進めている。県警は、27日から教授の聴取を開始するとともに、医療機器メーカーなどの業者から医学部に寄付されている「奨学寄付金」などに関する資料の任意提出を受け、分析を進めている。

 教授は、聴取が始まった当初は談合への関与を否定していたが、その後容疑を認め始めたという。

 教授は2003年8月、医学部麻酔・蘇生学分野の教授に就任。05年5月に同学部付属施設の教授に異動している。天笠容疑者は04年4月に新庄病院へ異動するまで同分野の助教授を務めており、8か月ほど上司と部下の関係だった。

 複数の関係者によると、教授が新庄病院を視察した際に、「麻酔器が古い」などと交換を促すような発言をしたり、山大医局が医師を派遣している病院の医師が集まった会議で、「病院で使う機器は大学が選んだものを使ってほしい」と話したことがあったという。教授と天笠容疑者の双方を知る医師も読売新聞の取材に、「天笠容疑者は教授に言われてやっただけ」と述べ、談合が教授主導で行われたとの見方を示している。


 教授の事情聴取を受け、医学部は対応に追われた。

 関係者によると、男性教授は29日早朝、同学部幹部の自宅に電話をかけ、「談合事件の関係で警察から事情聴取を受けている」などと話し、立件される可能性をほのめかしたという。

 これを受け医学部は、午前9時過ぎから臨時教授会を開催。教授が立件された場合は、仙道富士郎学長や嘉山孝正学部長が記者会見し、大学としての対応を説明することを申し合わせた。午後も幹部らが集まり、「会見の準備」として、麻酔・蘇生学分野の研究協力金の詳細や、教授が就任した際の選考過程などの資料をそろえるなど、緊張した雰囲気に包まれた。

 この教授を巡っては、医療機器販売業者らとの間に不透明な金銭のやりとりがあるとの情報が以前からあり、医学部は2005年4月に「内部調査委員会」を設置。教授への研究協力金の細目などを調べたが、業者との間で不明朗な金銭のやりとりなどは確認できなかったという。

 また、新庄病院の事件が発覚した後の今月21日にも調査委を設け、幹部が数回にわたって教授本人に事件とのかかわりをただしたが、教授は否定したという。医学部幹部の1人は「驚いた。自分たちで調べた限りは問題なかったのに」と疲れた様子で話していた。


地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(0) | トラックバック(0)2006/06/30(金)22:32

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元埼玉県庁の職員。 現在は埼玉県の坂戸市にある城西大学の経営学部の准教授で行政マネジメントを教えています。

伊関友伸

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