新潟県南魚沼市で地域医療シンポ2

同じシンポジウムの報道が毎日新聞でもなされている。

魚沼地域の病院の再編は、これからも様々な議論が起きそうだ。
注目の地域である。

毎日新聞 2006年7月3日
シンポ:県立病院の統廃合計画、地域医療に不安感 参加者から切実な質問も /新潟
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/niigata/news/20060703ddlk15040195000c.html


毎日新聞 2006年7月3日
シンポ:県立病院の統廃合計画、地域医療に不安感 参加者から切実な質問も /新潟

 ◇南魚沼で基幹病院考えるシンポ

 「地域医療と基幹病院を考えるシンポジウム」(県医師会など主催)が2日、南魚沼市黒土新田の北里大学保健衛生専門学院であった。県が同市内に高度医療を担う基幹病院の建設構想を打ち出す一方、県立小出病院と同六日町病院を統廃合、経営から撤退する方針を明らかにしたため、参加者は今後の地域医療体制に不安感をのぞかせた。

 シンポジウムは、下条文武新潟大学医歯学総合病院長と鈴木幸雄県福祉保健部長をアドバイザーに荒川正昭元新潟大学学長や黒岩卓夫南魚沼郡市医師会理事、庭山昌明小千谷市・魚沼市・川口町医師会参与ら6人が参加した。

 小出、六日町病院の統廃合後は、それぞれ市民病院として地域医療を継続する方向で地元医師会などで検討されているが会場からは「統廃合でなくなってしまうのでは」との切実な質問も。これに対し、鈴木部長は「皆さんで考えたものを県は最大限尊重する」と答えた。

 また、医師不足解消のため「県立医科大学を新設できないか」などの質問もあった。各パネリストから「全国で医学部の定員が決まっているので、県立病院建設は不可能。それより新潟大医学部の入学者定員を増やすべきだ」「基幹病院の建設に当って県と共に地元の住民、行政、医師が企画の段階から参画してさまざまな発想に基づいて作るべき」と意見が出された。【神田順二】


地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(1) | トラックバック(0)2006/07/04(火)00:02

コメント

医療の質を上げることと支払い可能なコスト、アクセスの便利さはどれか一つを諦める関係にあります。
船と同じで速さは燃料を多量に使用し、積載可能な荷物を増やすと速さか航続距離を犠牲にします。
県は高度医療をおこなうと言ってアクセスの利便性を捨てると宣言しています。
地域住民は利便性を求めて統合病院を否定しています。
両者にはコストの視点が抜けています。
両者の意見を共通のコンセンサスで議論してもらうためには実現可能性やコスト、失うものの大きさを情報開示する必要があるのにガス抜きで強行突破する県の意志しか見えてきません。
90年代から繰り返し多くの都道府県で高度医療を旗印に巨大な病院が建設されてきましたが、箱ものが出来ただけで癌の5年生存率や開心術の手術数、手術死亡率の低さで知られる病院はありません。(静岡は観察中)
失敗したら知事は責任を取るのでしょうか。
責任を取ると見栄を切った知事はいません。
長さんや武さんにしても医療、経営、経済の専門家が積極的に意見を寄せる場を作るとかする時期になってきたと思います。

2006/07/04(火)10:11| URL | 近森正昭 #- [ 編集]

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プロフィール

元埼玉県庁の職員。 現在は埼玉県の坂戸市にある城西大学の経営学部の准教授で行政マネジメントを教えています。

伊関友伸

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