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長野県辰野町立辰野総合病院の運営素案

新たな病院の移転新築を予定している長野県辰野町立辰野総合病院が運営素案を作成したようだ。

新聞によると、着工を行う2007年度経常損益は約9740万円の赤字。工事期間中、年間で入院患者約800人の減少を見込むが、新病院建設後は昨年度実績比で入院約300人、外来約2000人の増加を見込み、2013年度には単年度経営収支を黒字に転換させる。一方、累積欠損は今年度3億500万円から2015年には13億8400万円に膨らむ見通しという。

医療環境が不透明な中、入院300人、外来2000人の増加を見込み、10億円累積欠損金が増加することが気になる。


長野日報7月14日付
辰野総合病院の運営素案 意見聞く会を18、20日に開催
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=4196




長野日報7月14日付
辰野総合病院の運営素案 意見聞く会を18、20日に開催

 辰野町は13日、上辰野に移転新築を決めた辰野総合病院の院内配置や病院規模の素案、経営計画をまとめた。町は素案をたたき台に、施設概要やサービスについて住民の意見を聞く会を18、20日の両日、町民会館で開く。

 素案によると新病院は鉄骨4階建て、延べ床面積約1万2千平方メートル。診療科目は内科、外科、整形外科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、小児科、産婦人科の8科と救急を予定。住民の健康教育や病気予防、リハビリテーション、在宅医療まで一貫した地域の総合医療センターとする。

 建物は南側を頂点に東西に張り出す三角形で、1階に外来診療と放射線、検査の各部門と厨房など、2階に医局、人工透析、リハビリテーション部門などを配し、3階は外科系病棟と手術部門、4階は内科系と入院病棟を置く。院内の配置は「患者の動線短縮を重視し、十分な空間確保で病院職員の作業効率向上も図る」としている。

 建物の形状は購入予定地の地形に合わせたことや、北向きの病棟を減らすことを配慮。ベッド数は現病院とほぼ同数の110―115床を計画し、国が大幅な削減方針を打ち出す療養病床も、同町では需要が高いとして一定数を確保する方針で、リハビリテーション施設も充実する。人工透析部門も需要増に合わせ現行より10―15床増やす。駐車場は320台(80台増)を確保する。

 経営計画では、着工の07年度経常損益は約9740万円の赤字。工事期間中、年間で入院患者約800人の減少を見込むが、新病院建設後は昨年度実績比で入院約300人、外来約2000人の増加を見込み、2013年度には単年度経営収支を黒字に転換させる。一方、累積欠損は今年度3億500万円から2015年には13億8400万円に膨らむ見通しだ。

 素案は院内での検討とこれまでに町民の意見を聞く会やワークショップで出された住民の意見を取り入れてまとめた。

 18日からの会でさらに住民の意見、要望を取り入れ、今秋には公募町民、病院運営委員、利用者らで構成する病院建設委員会を立ち上げる計画だ。


地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(0) | トラックバック(0)2006/07/15(土)23:16

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プロフィール

元埼玉県庁の職員。 現在は埼玉県の坂戸市にある城西大学の経営学部の准教授で行政マネジメントを教えています。

伊関友伸

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