沖縄県立中部病院のICU3床“遊休化”で満床「押し出し」が169例発生
記事を見落としていたが、看護師不足による沖縄県立中部病院のICU3床の未稼働は、患者押し出しや得べかりし医業収益の損失などの問題を起こしているようだ。
こちらの記事には、「県は県立病院職員定数を引き合いに看護師の増員をためらっている」という病院長のコメントが紹介されている。
そもそも沖縄県立病院は、今年平成18年4月に地方公営企業法の全部適用を実施している。
全部適用は、新たに病院の経営の専門家を置き、その人間に職員に関する権限を与えることにある。
患者の方々のため、病院の採算のため、必要な行動を的確に取るということが、地方公営企業法の全部適用の意義だ。
このような状況を放置している沖縄県立病院の地方公営企業法の全部適用はニセモノと言わざるを得ない。
平成18年7月25日
満床「押し出し」169例 県立中部病院ICU3床“遊休化”
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-15681-storytopic-1.html
平成18年7月25日
満床「押し出し」169例 県立中部病院ICU3床“遊休化”
看護師不足で稼働できず、人工呼吸器など医療機器置き場になっている県立中部病院のICU=24日、うるま市の県立中部病院 県立中部病院(うるま市、平安山英盛院長)のICU(集中治療室)3床が看護師不足で稼働していない問題で、ICUケアが必要とされながら、より重症な患者の受け入れのため退室を余儀なくされた「押し出し退室」(平安山院長)が2005年度だけで169例発生していたことが24日、分かった。うち22例は人工呼吸器を装着したままの退室で、退室後容体が急変し、ICUへ再入室した事例も2例起きていた。
人手が少ない夜勤帯での退室も多く、院内の医師や看護師からは「患者の負担は相当なもの。異常な事態が恒常的に続いている」「医療安全面からも非常に危険な状態だ」と、危機感を訴える声が上がっている。
中部病院は本来、ICUを15床持つが、看護師6人が不足しているため、病院を改築した01年度時点から3床分が稼働していない。同病院はこの間、県に対しICUをすべて稼働させるために必要な看護師の増員を強く求めてきた。
同病院のまとめによると、05年度のICU入室件数は述べ883件。ICUケアがまだ必要な重症患者が「押し出し退室」となった169例のうち、特に人手が不足する夜勤帯での退室は55例(準夜勤35例、深夜勤20例)あった。退室した重症患者は、医局に近い新棟に収容されている。
ICUの満床を理由に、重症患者の救急搬送を断った事例も4月から今月24日までの間だけでも19件発生。こうした場合は同病院からの要請を受け、中部地区の民間病院が受け入れている状態だ。
ICU専属医の依光たみ枝医師は「ICUへの入室は救急救命センターからの搬送が50%、病棟からの緊急入室が約30%と、予測困難な例が多く、計画的なベッド調節は難しい。3床を開床させるだけで、大幅な負担緩和になる」と説明する。
平安山院長は「県は県立病院職員定数を引き合いに看護師の増員をためらっているが、病院側の試算では、現在の12床を15床に増やして稼働させると、看護師の給与を含めても、約1億1千万円の収益アップになると見込んでいる」と語り、早急な看護師の増員を求めている。
地域医療・自治体病院のマネジメント
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│2006/07/25(火)11:42
