休止中の診療所で開業いかが・酒田市が賃貸方式で医師募集

酒田市が、旧平田町が平成12年に「ひらたタウンセンター」内に開設し、今年5月から休止中の平田診療所で「開業」する県外在住の医師を募集しているようだ。


休止中の診療所で開業いかが・酒田市が賃貸方式で医師募集
山形新聞 平成19年5月29日
http://yamagata-np.jp/newhp/kiji_2/200705/29/news20070529_0360.php





休止中の診療所で開業いかが・酒田市が賃貸方式で医師募集
山形新聞 平成19年5月29日

 酒田市は、今年5月から休止中の平田診療所で「開業」する県外在住の医師を募集している。地域住民が安心できる医療環境を整えるため医師を確保する一方、施設の有効利用を目的に、市と医師が診療所利用の賃貸契約を結ぶ。県健康福祉企画課は「公共の医療施設を賃貸する事例は聞いたことがない」と話している。

 市健康課は「診療所を空いたままにせず、有効利用することが目的」と開業医募集の趣旨を説明。同診療所は、図書館やホールなどを設け、地域住民の交流施設となっている「ひらたタウンセンター」内にあることから、「地域住民の安心感につなげる上でも、診療所が機能している状態が望ましい」と話す。

 公共施設の賃貸契約は、地方自治法の改正に伴う行政財産の貸し付け範囲の拡大を適用した。2000年に開設した同診療所は延べ床面積が282平方メートルで、診察室、エックス線室などを設け、エックス線や内視鏡などを備える。賃貸料は地方公営企業法に準じ、診療所利用が月額約18万5000円、各種装置の使用料が月額10万円程度。また、平田地域内に医師用の一戸建て平屋住宅があり、家賃は月額6万4000円ほどになる。

 募集対象は「内科、外科系を診療科目とし、地域に定着できる県外在住の医師。年齢は60歳ぐらいまで」とした。県外在住者に限定したことについて、市健康課は「県内も含めて募集すれば、1つの医療圏で医師を“奪い合う”ことになる。地域全体で医師数を確保する狙いもある」と説明する。「希望者が現れるか分からないが、開業にかかる初期投資がいらない点はメリットのはず」と話す。市のホームページに掲載したほか、医療専門誌で募集することにしている。問い合わせは同課0234(24)5733。

 【平田診療所の休止】 旧平田町が2000年に「ひらたタウンセンター」内に開設(現在は酒田市が運営主体)。へき地医療を守るため県が自治医科大卒の医師を派遣してきた。平田診療所の勤務医が今年4月末で勤務期間を終えたことから、県は医師不足で悩むほかの地域の実情も考え合わせ、平田診療所への新たな医師派遣を見合わせた。市は、平田地域が医療施設の多い市中心部に近いこともあり診療所を休止した。


5月から休止となっている平田診療所。酒田市は診療所での開業医を募集している=酒田市・ひらたタウンセンター内


地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(0) | トラックバック(0)2007/05/31(木)21:35

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プロフィール

元埼玉県庁の職員。 現在は埼玉県の坂戸市にある城西大学の経営学部の准教授で行政マネジメントを教えています。

伊関友伸

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