災害医療の機能充実へ 気仙地域対策会議で確認
東海新報が、岩手県気仙地域災害及び救急医療対策連絡会議の会合が開かれたことを報道している。
同会議では災害医療が円滑に行えるよう、十月に気仙内外の医療関係機関が参加しての大規模な災害実地訓練を予定。岩手県立大とも連携し、看護関係者の災害看護能力の向上を目指すという。
災害医療の機能充実へ 気仙地域対策会議で確認
東海新報 平成19年6月1日
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災害医療の機能充実へ 気仙地域対策会議で確認
東海新報 平成19年6月1日
気仙地域災害及び救急医療対策連絡会議の会合が三十一日、大船渡市猪川町の県大船渡地区合同庁舎で開かれた。同会議では災害医療が円滑に行えるよう、十月に気仙内外の医療関係機関が参加しての大規模な災害実地訓練を予定。岩手県立大とも連携し、看護関係者の災害看護能力の向上を目指す。会議では医療や防災関係者だけではなく、地域住民が広く参集した上での訓練実施や各関係機関との情報伝達などについて議論が交わされた。
10月に大規模実地訓練 看護関係者対象に研修も
同会議は気仙における災害、救急医療対策を推進しようと設置されている。気仙医師会、県立・民間病院、警察、消防、ライフライン事業者、医薬品・医療機器業者、市町、振興局、大船渡保健所などで構成している。
この日は関係者約四十人が出席。冒頭、大船渡保健所の岡村鋭次次長が「救急、災害時に対応できるよう、地域の連携をとりながら、医療における取り組みを進めていきたい」とあいさつした。
会合では、事務局から十月六日(土)に予定している気仙地域災害医療実地訓練の骨子案が示された。大規模災害時に、災害医療が円滑に行えるよう関係機関がそれぞれの役割を確認し、災害医療体制が機能することを確認するのが目的で、今年で三回目となる。
今回は内陸部への負傷者搬送など広域連携や、災害弱者の対応などを想定して訓練を行う。気仙にある各病院では搬送された負傷者に対してトリアージを実施。次々と搬送される患者に医師が負傷者を重症度に応じて選別するもので、円滑な治療を行う方法の一つとして近年注目されている。
倒壊家屋からの救出、災害現場のトリアージは大船渡病院の医師、看護師ら五人で組織された災害時派遣医療チーム「岩手DMAT」(山野目辰味隊長)が担う。ヘリコプターによって現場に向かうほか、重傷者を内陸の災害拠点病院や大船渡病院に搬送する。
また、福祉施設利用者ら災害弱者の避難誘導、避難先でのケア対応にも力を入れる。衛星電話を使った情報伝達も行う予定。
昨年度の課題から、今年は住民ボランティアの参加呼びかけにも力を入れる予定。出席者からは「大規模災害時に常備消防が担う割合は小さい。消防団、自主防の役割も不可欠」「各関係機関の間で横の連携が足りない。対策本部の機能も充実してもらいたい」といった声も寄せられた。
また、今年度新たに行う気仙地域災害看護研修事業の実施要領も示された。県立大学の研究・地域連携本部による公募型地域課題研究に採用されたもので、同会議と県立大が連携して取り組む。
地域で活動する看護職員、保健師らを対象に災害医療の基礎的知識を理解するとともに、災害看護に必要な知識・技術の修得を目指す。研修は七月から毎月平日の夜間に行い、災害看護の特殊性や対応方法に理解を深める。
同事業では被災経験者の講演を中心とした公開シンポジウムも予定。説明を受けた出席者からは期待を示す一方で「看護職をリタイアされた人たちへの呼びかけも力を入れてほしい」といった要望も出された。事務局からはこのほか、新型インフルエンザへの対応、研修の概要についても示された。
地域医療・自治体病院のマネジメント
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│2007/06/02(土)17:23
