「決裂でも短期間残留」 市議会で市長 尾鷲総合病院の産科医交渉

産婦人科医に年俸5520万円の給料を払っている尾鷲総合病院で、市と産婦人科医師の契約更新で、金額で意見の相違が出ているようだ。
議会も入って混乱しているようだ。

情報が乏しいので、論評は避ける。
交渉は決裂の可能性が高いように思われる。

中日新聞 平成18年8月26日
「決裂でも短期間残留」 市議会で市長 尾鷲総合病院の産科医交渉
http://www.chunichi.co.jp/mie/index.shtml




中日新聞 平成18年8月26日
尾鷲総合病院の産科医交渉「決裂でも短期間残留」 市議会で市長

 尾鷲市の尾鷲総合病院で、産婦人科の男性医師(55)との契約延長交渉が難航している問題で、同市議会は25日、生活文教常任委員会と全員協議会を開き、協議した。議員からは「安易な買い物をしておいて、突然、議会に意見を求められても困る」などと伊藤允久市長に厳しい指摘が続いた。一方、伊藤市長は交渉が決裂した場合でも、医師は2、3カ月は病院に残留してくれるとの見通しを示した。(鈴木龍司)

 ■議論白熱

 協議では各議員が意見を述べた。医師が現行の5520万円、市側が4800万円への減額を主張している報酬額については「いずれも高額だが、とにかく1年は残ってもらい、その間に三重大などと対応を協議すべきだ」「市が提示した金額でも話にならない」などの声が上がった。

 高額の報酬額は、平均1500万円の他の医師の不満を高め、病院全体の問題に発展する恐れを指摘する声も。「4800万円で他の医師が納得するのか、各医師から意見を聞くべきだ」と市長を促す意見もあった。

 一方、産婦人科医不在となる危機に対し「(6万3000人の)署名を集めて迎えた産婦人科医。残留は市民の願い」「尾鷲市だけの問題ではなく、国レベルでの対応を求めたい」などの声も出た。

 ■妊婦の不安

 先が見えない契約交渉の中で、一番の不安にさらされているのは、おなかに赤ん坊を抱える患者だ。「妊婦さんにはこの現状をどう説明するのか」と声を荒らげる市議もいた。「現実に不安を感じて松阪市の病院に転院した患者さんもいる」という指摘も。伊藤市長は「交渉が決裂しても、医師は責任感の強い方なので、しばらくは残ってもらえるという言葉をもらっている」と述べるにとどまった。

 ■月末に結論

 伊藤市長は「男性医師への4800万円の提示は変えない」としたうえで、この日の議会の指摘を受け、週明けにも同病院の医師たちに提示額について説明することを決めた。その後、市議らの意見を踏まえ、契約切れ寸前の30日か31日には、男性医師との間で結論を出すという。


地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(1) | トラックバック(0)2006/08/27(日)10:30

コメント

問題なのは

他の医師に1500万円しか払っていないことでしょうね。

4800万円の医師を雇うより、年収2000万円で4人募集した方が現実的でしょう。
しかし、そうした現実感覚のないマネージメント能力を露呈してしまった以上、新規に就職しようという医師はなかなかいないと思います。

話は変わりますが、小田原市がこういう手を打ったそうです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060826-00000127-mailo-l14

また小田原市立病院は都心からの新幹線通勤の運賃を負担する制度を導入したり、自治体病院にしては工夫が光ると思います。

2006/08/29(火)11:38| URL | ssd #- [ 編集]

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プロフィール

元埼玉県庁の職員。 現在は埼玉県の坂戸市にある城西大学の経営学部の准教授で行政マネジメントを教えています。

伊関友伸

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