産婦人科医を緊急派遣 新宮市立医療センター
紀伊民報が、医師不足で10月から出産の受け付けを中止することになっている、新宮市蜂伏の市立医療センターに8月から半年間、産婦人科医1人の臨時派遣が決まり、出産の受け付けが継続される可能性が高くなったことを報道している。
産婦人科医を緊急派遣 新宮市立医療センター
紀伊民報 平成19年6月28日
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=127321
産婦人科医を緊急派遣 新宮市立医療センター
紀伊民報 平成19年6月28日
医師不足で10月から出産の受け付けを中止することになっている、新宮市蜂伏の市立医療センターに8月から半年間、産婦人科医1人の臨時派遣が決まり、出産の受け付けが継続される可能性が高くなった。厚生労働省の「緊急臨時的医師派遣システム」で、6医療機関の1つに認定された。
佐藤春陽市長によると、派遣されるのは東京医科大学卒の男性産婦人科医(62)。数多くの病院勤務や開業医の経験もあるという。医療センターは3月で産婦人科医が1人になった。4月から9月末まで期限付きで産婦人科医1人が派遣されているが、10月以降は再び1人になるため出産を受け付けられないと発表していた。
これに対し、市町内会長連絡協議会や婦人団体など計24団体から、問題解決を求める陳情が佐藤市長に相次いでいた。市は県や大学病院などに医師派遣の要請を続けていたが、解決のめどはたっていなかった。
「緊急臨時的医師派遣システム」は、厚労省の地域医療支援中央会議・幹事会が、全国規模の病院グループや退職医師などを公募して「ドクタープール」を設置。都道府県から医師派遣の要請を受けると、緊急度を検討して派遣が必要な場合、同プールから医師を派遣する。今回が初めての実施となる。
派遣の要件は、救急医療など公的な役割を担う病院であること▽過去6カ月以内に、医師が減少し、休診した診療科があるか、今後6カ月以内の医師の減少が確実で、休診を余儀なくされる診療科があること▽派遣先医療機関は、医師派遣終了後の医師確保に関する計画を作成すること―などと定められている。26日の会議で、1道4県にある6病院に計7人の医師を送り出すことを決めた。派遣機関は3〜6カ月間で、2、3週間ごとに別の医師と交代するが、新宮市立医療センターの場合は、医師自らの希望で半年間勤務する。
佐藤市長は「妊婦が安心できてありがたい。派遣期間は半年に限られたものではなく、医師の判断と聞いているので、長期間勤務してもらいたい。また、ほかの医師確保にも力を入れ、医療センターの充実を図っていく」と話している。
「地元で産める」
妊婦ら喜びの声
新宮市立医療センターに産婦人科医が1人派遣されることが決まり、同病院での出産の受け付け継続を望んでいた女性から喜びの声が上がっている。10月初旬に第2子の出産を予定している新宮市内の女性(29)は、予定日通りの出産なら三重県内の病院で産むことになっていた。女性は「1人目を産んで先生も知っている医療センターで産みたかった。ほっとしている」と話す。
医療センターでの出産受け付けの継続を佐藤市長に要望した新宮市女性人権推進協議会の中岸基英会長(67)は「わたしたちの声が届いてよかった。半面、産婦人科医2人では少なく、期間限定なので不安だ。常駐する医師を置いてほしい」。
同じく佐藤市長に要望した県母と子の健康づくり運動協議会東牟婁支部の川島ひとみ支部長(48)は「多くの若いお母さんらから不安の声があったので、思い切って声を上げて本当によかった。医師が来てもらえるようなまちにしたい」と話している。
【産婦人科医1人の臨時派遣を受ける新宮市立医療センター(新宮市蜂伏で)】
地域医療・自治体病院のマネジメント
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│2007/06/28(木)18:49
