京の開業医60歳以上、3割が引退危機 保険医協調査 地域医療に打撃

京都新聞が、京都府保険医協会の診療報酬請求がオンライン化への対応アンケートについて報道している。

府内の60歳以上の開業医の3割、203人が対応できずに引退すると回答しているようだ。

理由は「新システム導入費に見合う収入がない」「電算処理システムの操作に対応できない」「機器の設置場所がない」「(医療事務の)人員確保が難しい」など。


京の開業医60歳以上、3割が引退危機 保険医協調査 地域医療に打撃
京都新聞 平成19年7月12日
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007071200026&genre=C4&area=K00




京の開業医60歳以上、3割が引退危機 保険医協調査 地域医療に打撃
京都新聞 平成19年7月12日

 診療報酬請求がオンライン化されるのに伴う京都府保険医協会(京都市中京区)の調査で、府内の60歳以上の開業医の3割が対応できずに引退すると回答していることが11日に分かった。国が4年後までに義務付けるオンライン化の影響調査は全国初。京都の地域医療に深刻な打撃を与えると懸念の声が出ている。

 調査は6月までに60歳以上の開業医の会員1075人にアンケートを送付し、641人から回答があった。

 引退すると回答した医師は203人(31%)。理由は「新システム導入費に見合う収入がない」「電算処理システムの操作に対応できない」「機器の設置場所がない」「(医療事務の)人員確保が難しい」などの声が目立った。

 府保険医協会は「(病院などの)勤務医になる」や「費用負担によっては引退」との回答を合わせると、開業医を引退する意向を示す回答は半数に達すると分析する。「500人を超えるベテラン開業医が閉院を検討していることになり、医師不足が深刻な中、京都の地域医療を崩壊させることは間違いない」と危惧(きぐ)している。

 府内では、70歳以上の高齢で開業している医師が600人以上おり、特に医師不足の府北部で医師の高齢化が目立つ。中丹・丹後の2医療圏で、オンライン化に伴い廃院意向を示した医師は14人いた。


診療報酬オンライン化への対応(京都府保険医協調べ)


地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(4) | トラックバック(0)2007/07/13(金)08:03

コメント

別に京都に限ったことではないと思います

普段、付き合いのある開業の先生方は、多くが60歳を越えています
僻地の開業医ともなれば、軒並み60歳以上です

働き続ける必然性、メリット、デメリット、コスト、リスクを考えれば
廃業というのは当然の選択肢かと...

公的病院も頼りにならない、開業医もいなくなる
どうなることやら

2007/07/14(土)01:15| URL | こんた #- [ 編集]

楽しい老後を送りましょう

 レセ電子化ですら、導入に尻込みする高齢開業医は多い。PCにとっつきがたい人も多い。とにかくPCが苦手(と思い込んでいる)という理由、小さい字が見えないという理由、1本指入力しかできないという理由。
 またシステム導入、人をさらに雇うほどの経済的余裕がない。
 それに加えて、開業医酷使が目論まれている。医師も人の子。患者の命より自分の命、家族の生活など考えるのもむべなるかな。

廃業が選択肢の一つとして上位にくる高齢開業医は増加するのは当然の帰結。義務≒強制ですからね。

2007/07/14(土)10:08| URL | 雪の夜道 #- [ 編集]

医科のみならず

医科のみならず歯科開業医も同様だそうです。
自由診療で経営ができる都心と違い 保健診療を行っている歯科は地方では大勢います。そもそも一般的な地方都市の住民に虫歯や入れ歯の治療に大金払おうなんて余裕も習慣もありません。
診療報酬請求がオンライン化とはそのコストは歯科開業医が全部かぶるわけです。60歳以上の歯科医にすれば手間もかかれば憶えるのも大変、後継者がいたとしても多くは都会で別途開業、となればこれを機に歯科医院をたたもうとくるわけです。
多いですよ、こんな老齢の歯科医師。
医療危機の報道に隠れていますが、地方の歯科医が老齢化しているのも事実です。今回の診療報酬請求のオンライン化は65歳以上の歯科医のリストラ政策かなって 割と耳に入ってきます。

2007/07/14(土)18:11| URL | Bugsy #- [ 編集]

狙い通り

厚生労働省的には地域医療の維持より
オンライン化の方が大事なんですから無問題

2007/07/15(日)01:02| URL | いのげ #FT/S2lR. [ 編集]

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元埼玉県庁の職員。 現在は埼玉県の坂戸市にある城西大学の経営学部の准教授で行政マネジメントを教えています。

伊関友伸

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