厚岸町立厚岸病院

北海道新聞の記事のように、無策のままで医師を呼べず、給与が暴騰することを心配している一般職の事務長がいる中で、医師を確実に確保している病院もある。

その一つが厚岸町立厚岸病院である。

http://203.180.48.2/pubsys/public/mu1/bin/view.rbz?cd=418

98床(一般56床、療養23床、介護19床)の病院に、現在6名の医師がいる。

新しく赴任した佐々木暢彦院長は、小児科医であり、これまで休止していた小児科外来を常設することができるようになった。

地元の釧路新聞の記事では、「医師ら病院スタッフが地域に出向き医療や健康づくりを地域住民と意見交換する取り組みも実施し、新しい町立病院が住民に浸透したことで外来、入院患者ともに増加」している。

「佐々木院長は「病院が行わねばならない普通の診療を地道に行っている。それが町民に受け入れられているようだ」と話し、全国8割以上の自治体病院が赤字運営に悩む中、赤字幅の縮小にも自信をのぞかせている。」ということだ。

佐々木病院長のあいさつでは自治医科大学出身で、地域医療を志しておられたようだ。
http://203.180.48.2/pubsys/public/mu1/bin/view.rbz?cd=502

地域に現場スタッフが出向き、町民んと一緒になって地域の状況や健康と医療について直接対話する「お茶の間健康づくり医療懇談会」という試みも行っている。

http://203.180.48.2/pubsys/public/mu1/bin/view.rbz?cd=517


どのような形で厚岸町が佐々木医師を病院長に招いたかは、釧路新聞の記事からは分からない。

北海道新聞も、ただ一方的に医師不足、給与の高騰を煽るだけでなく(そもそも医師の一定の給与水準は必要である、医師のボランティア精神に期待するような記事は問題である)、厚岸病院のような病院の成功の秘訣を記事にすべきではないであろうか。

町立厚岸病院の皆さんの努力を高く評価し、今後の健闘を期待しています。

釧路新聞平成18年9月24日
新体制の効果ジワリ
http://www.news-kushiro.jp/news/20060924/200609246.html




釧路新聞平成18年9月24日
新体制の効果ジワリ

【厚岸】町立厚岸病院(佐々木暢彦院長)が4月から佐々木院長を迎え新体制となって半年が経過した。この間、医師ら病院スタッフが地域に出向き医療や健康づくりを地域住民と意見交換する取り組みも実施し、新しい町立病院が住民に浸透したことで外来、入院患者ともに増加した。佐々木院長は「病院が行わねばならない普通の診療を地道に行っている。それが町民に受け入れられているようだ」と話し、全国8割以上の自治体病院が赤字運営に悩む中、赤字幅の縮小にも自信をのぞかせている。


地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(0) | トラックバック(0)2006/09/26(火)18:39

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プロフィール

元埼玉県庁の職員。 現在は埼玉県の坂戸市にある城西大学の経営学部の准教授で行政マネジメントを教えています。

伊関友伸

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