救急救命士の「気管挿管」 実習進まず改善策協議へ
長崎新聞が、長崎県内の各消防本部の救急救命士が「気管挿管」を行うケースが今年に入り増加し、心肺停止に陥った患者が回復する割合も高まっている一方、気管挿管ができる救急救命士を養成するのに必要な病院実習が思うように進んでいないことことを報道している。
救急救命士の「気管挿管」 実習進まず改善策協議へ
長崎新聞 2007年8月17日
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20070817/07.shtml
救急救命士の「気管挿管」 実習進まず改善策協議へ
長崎新聞 2007年8月17日
県内の各消防本部の救急救命士が、救命率向上に有効な人工呼吸法「気管挿管」を行うケースが今年に入り急増し、心肺停止に陥った患者が回復する割合も高まっている。一方、気管挿管ができる救急救命士を養成するのに必要な病院実習が思うように進んでいないことから、県などは近く、実習方法の改善策について協議する。
気管挿管は、患者の気管にチューブを直接挿入し、肺に酸素を送り込む方法。従来、医師だけに認められていたが、二〇〇四年七月から講習と病院実習を終えた救急救命士も、携帯電話などで医師の指示を受けながら処置できるようになった。
県消防保安室によると、〇五年六月から今年八月までに、六十一人の救急救命士が気管挿管を実施可能と認定された。〇五年、〇六年に救急現場で実施したのは計四十回で、うち〇六年に六人の心肺が蘇生(そせい)。今年は半年余りで四十回実施し、搬送中に五人、病院到着後に四人の計九人が蘇生した。
同室は「認定された救急救命士が熟練してきた」とみる。今年四月以降は、二十四時間対応できる国立病院機構長崎医療センター(大村市)の医師に指示系統を一本化し、連絡態勢も迅速になったという。
だが、養成面に課題を残す。認定を受けるには、病院で患者の同意を得て三十症例の実習をする必要がある。患者の多い都市部の病院では一カ月で実習を終えることもあるが、過疎地の病院だと協力してくれる患者を見つけるのに時間がかかり、最長約一年を費やすなど差が生じている。
このため、県や医師などでつくる県メディカルコントロール協議会は九月上旬の会合で、市町をまたいで病院実習に臨機応変に対応し、養成期間を短縮するよう議論する。同室は「養成が早いほど現場に多くの救急救命士を配置でき、救命率の向上につながる」と期待している。
ダミーを使って気管挿管を実演する救急救命士
地域医療・自治体病院のマネジメント
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│2007/08/18(土)09:02
