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医学は治療するよりも…

読売新聞が、「生活とリハビリ研究所」代表で理学療法士の三好春樹氏の「医学は治療するよりも」というコラムを掲載している。


医学は治療するよりも…
読売新聞 2007年10月9日
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/kaigo/kokoro/20071009-OYT8T00227.htm




医学は治療するよりも…
読売新聞 2007年10月9日

 秋の夜長に読んでほしい介護の本を紹介しているが、今回の本はその題が刺激的だ。『医者が介護の邪魔をする!』(講談社)というのだから。著者は矢嶋嶺(たかね)先生。病院長を辞めて長野県武石村診療所長となり、現在は診療所とグループハウスの所長だ。

 「先生、こんなに言いたいことを書いて大丈夫なんですか」と聞くと「おれは来年で後期高齢者になるから何を言ったっていいんだ」とのことであった。どうやら治療のために使ってきた医学知識を、これからは高齢者の立場を主張するための武器にするつもりらしい。

 矢嶋先生自身も、51歳のとき、頸椎(けいつい)、腰椎(ようつい)の手術を2度にわたって受けている。その入院した病院に、往診していた関節リウマチの女性患者が“追っかけ入院”してきたという。いかに頼りにされていたかがわかるエピソードだが、先生は困った。なにしろ病院職員の目を盗んで“診察”に行かねばならない。

 病院は関節リウマチのような治らない病気には興味を示さない。それどころか全介助の彼女を嫌がり始めた。彼女はストレスで吐血し、先生は退院を勧めたという。

 2か月遅れで先生も退院し、彼女を往診してみるとすっかり元気になっている。「なるほど在宅はいいんだ」と再確認したという。その後、診療所のスタッフと家族は寝たきりの彼女を車いすで大好きなジャイアンツのゲームを見るため、東京ドームまで連れていく。先生は主張する。「これからはキュア(治療)の医学よりケア(介護)の医学だ」と。

プロフィール

三好春樹 みよし・はるき
 「生活とリハビリ研究所」代表、理学療法士。特別養護老人ホームの生活指導員を経て、1985年に同研究所を設立。年180回を超える講演や実技指導をこなす。著書に「関係障害論」(雲母書房)など。


保健・福祉・医療のマネジメント | コメント(1) | トラックバック(0)2007/10/10(水)07:09

コメント

確かにその通りかもしれない。
でも「これからはケアだ」と言い切るのは疑問。
今までの医療があまりにもケアを蔑ろにしすぎたのが
良くないのだと思う。
ケアの必要性を認識するだけでも良い方向に進むのではないか?
ケアを売り物にする病院ばかりでも困り物だ。
「これからはキュアの医学だけでなくケアの医学も大切だ」くらいが良いのでは?

2007/10/10(水)09:49| URL | トントン #- [ 編集]

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プロフィール

元埼玉県庁の職員。 現在は埼玉県の坂戸市にある城西大学の経営学部の准教授で行政マネジメントを教えています。

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