新春市長インタビュー 理想は自己完結型都市 2月で勇退 山本捷雄(かつお)市長 藤沢への思いを語る
タウンニュースが、2008年2月に勇退が決まっている藤沢市長へのインタビューを行っている。
Q「産科医不足が全国的に問題となっている中、女性が安心して出産できる産科医療の対策については」
という質問に対して
A「産科医不足は市町村レベルでの解決は難しいと考えています。本市の産科救急は現在、休日昼間について市内産院にお願いしていますが、これを市民病院で対応できないかと検討しています。また、市民病院の産科病床については、昨年度に10床から16床に拡大し、受け入れに努めています。
なお、湘南C-X進出が決定している徳洲会総合病院には、高度先端医療の提供のほか、周産期救急を含めた産科・小児医療についても期待しています。」
という答えをしている。
新春市長インタビュー 理想は自己完結型都市 2月で勇退 山本捷雄(かつお)市長 藤沢への思いを語る
タウンニュース 2008年1月1日
http://www.townnews.co.jp/020area_page/03_fri/01_fuji/2008_1/01_01/fuji_top1.html
新春市長インタビュー 理想は自己完結型都市 2月で勇退 山本捷雄(かつお)市長 藤沢への思いを語る
タウンニュース 2008年1月1日
「だれもが一生安心してくらせるまちづくり」をテーマに3期12年、任期も残すところ約2ヵ月となった山本捷雄藤沢市長。タウンニュース藤沢編集室では、これまでの市政を振り返ってもらうとともに、藤沢市に対する思いや今後の都市像などについて聞いた。
−2007年の山本市政を振り返り、自身が最も評価できる事業は
まず、賛否両論のあった家庭ごみの戸別収集と有料化です。まだ、評価できるほど年月が経っていないが、当然のこととして家計の負担増になったことは事実です。しかし、その一方で、自己責任でごみを排出するようになったメリットは大きく、分別意識の高揚によって発生抑制及び減量・資源化の促進につながるものと期待しています。
次にあげるとすれば、湘南C-X(シークロス)の都市基盤整備や企業誘致が順調に進んでいることで、来春には一部まちびらきを予定しています。
課題は都市間交通
ネットワークの整備
−市長が考える藤沢市の持つ強みとは
本市は東京から50キロ圏に位置し、産業経済、教育文化、医療福祉、都市基盤整備等の点では、高水準の都市として評価されています。また、財政力指数も高く、類似都市のなかでも抜群の財務体質を誇る都市のひとつです。
今後の課題としては、都市間交通ネットワークの整備が急務です。さがみ縦貫道路や横浜湘南道路、東名綾瀬インターなどの早期整備を進め、通過交通の市街地流入を排除することが必要です。
時代のキーワードは「福祉、環境、活力」
次期市長には安心して生活できるまちづくりを期待
−3期12年間で、藤沢市の何を変えたと思いますか?また、努力しても変えられなかったことは
情報公開や住民参加を進めることによって行政の透明度が高まってきました。電子自治体、環境自治体としても、非常に高い評価をいただいています。慶應大学病院の誘致については、公約の中で唯一やり残したと感じています。
私が描く理想的な都市は、自己完結型で、生活環境の整ったまちです。本市は、労働環境はもとより、教育文化、福祉医療なども充実しています。経済活動から学術・文化活動に至るまでハード面は、この理想にかなり近づいてきたと思います。この財産をソフト面でどのように生かしていくかが、今後の重要な課題です。
−市長という仕事の「やりがい」「誇り」をどのように考えていましたか。また、「辛さ」は何でしたか
漠然としてですが、市長になる前後でそのイメージはあまり変わっていません。市長職というのはやりがいのある仕事であり、常に誇りを持って臨んできました。
辛いことがなかったわけではありませんが、それほど苦にならなかったというのが実感です。ただ、最近は年齢のせいか肉体的、精神的な疲れが徐々にたまってきました。
−昨年10月からごみ処理有料化が始まりましたが、ごみの量は減っていますか。また、現状の課題は
市民の皆様のご理解とご協力により、昨年の11月末現在、前年比で可燃ごみは約14%、不燃ごみは約50%減少し、資源は約8%増加しています。これは、これまで可燃ごみ・不燃ごみに混入していた紙類や飲料用紙パック類、容器包装プラスチックなどの資源がきちんと分別されてきた表れだと思います。
次の課題としては、現在、可燃ごみの約4割を占める生ごみを焼却せずバイオガス化処理して資源化することにより、最終的には現在5基ある焼却炉を2基に減らしたいと考えています。
−産科医不足が全国的に問題となっている中、女性が安心して出産できる産科医療の対策については
産科医不足は市町村レベルでの解決は難しいと考えています。本市の産科救急は現在、休日昼間について市内産院にお願いしていますが、これを市民病院で対応できないかと検討しています。また、市民病院の産科病床については、昨年度に10床から16床に拡大し、受け入れに努めています。
なお、湘南C-X進出が決定している徳洲会総合病院には、高度先端医療の提供のほか、周産期救急を含めた産科・小児医療についても期待しています。
−昨年4月に人口が40万人を突破した藤沢市。政令市移行なども含め、今後の都市像についての考えは
1940(昭和15)年の市制施行の時が約3万7千人でしたから、当時の約11倍になりました。今後も、2020(平成32)年の42万3千人をピークとして、微増が続くものと推計しています。
県内では、相模原市が2年後の政令市移行を目指していますが、藤沢市が政令市になるためには、人口の点で合併するしか方策はありませんが、中核市移行も含めて、メリット・デメリットを検討している段階です。
藤沢市の都市像は、ふじさわ総合計画2020にあるように、湘南の海にひらかれた生涯都市、歴史と文化と自然のネットワークするまちです。誰もが生涯にわたって安心して安全に暮らせるまちを、第一に考えていくことが大切です。
衝撃だったカントク撤退
−最も思い出深い出来事は
やはり湘南C-Xのまちづくりです。市内産業の空洞化が進むなか、2002(平成14)年10月に、関東特殊製鋼株式会社が全面撤退を表明された時は、大きな衝撃を受けました。しかし、その後は地権者や地域の皆様のご協力をいただきながら、スピード感をもって都市基盤整備や企業誘致が進み、来春には一部まちびらきを予定する段階まできました。
−次期市長にはどのようなことを申し送りますか
私は今の時代のキーワードを「福祉、環境、活力」と捉えています。今後とも充実した福祉と豊かな環境のもとで、市民の皆様が安心して生活できるまちづくりをお願いしたいと思います。
−引退後はどのように過ごされますか。また市民へのメッセージを
退任後のことは、まだ何も決めておりません。あえて言えば、働きづめでしたので、時間ができたら、じっくりと読書でもしたいと思っています。
皆様には、これまで市政全般にわたりご協力をいただいてまいりましたが、私の任期もあとわずかとなりました。皆様方の長年にわたるご支援に深く感謝申しあげますとともに、今後とも藤沢市のさらなる発展のためにご尽力くださいますようお願いいたします。
地域医療・自治体病院のマネジメント
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│2008/01/03(木)19:47
