橋下知事、救急患者受け入れ病院の「輪番制」導入へ意欲

産経ニュースが、大阪府内で救急患者の受け入れ拒否が相次いでいる問題で、大阪府知事が受け入れ病院の輪番制導入に意欲を示したことを報道している。

現在は各病院が随時患者を受け入れる態勢をとっているが、週替わりなどで担当の病院を設けることで、スムーズな救急医療を目指すという。


橋下知事、救急患者受け入れ病院の「輪番制」導入へ意欲
産経ニュース 2008年2月13日
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080213/lcl0802130121003-n1.htm





橋下知事、救急患者受け入れ病院の「輪番制」導入へ意欲
産経ニュース 2008年2月13日

 大阪府内で救急患者の受け入れ拒否が相次いでいる問題で、橋下徹府知事は12日、受け入れ病院の輪番制導入に意欲を示した。現在は各病院が随時患者を受け入れる態勢をとっているが、週替わりなどで担当の病院を設けることで、スムーズな救急医療を目指すのがねらい。

 府内の富田林市、河南町、太子町、千早赤阪村の首長や議長がこの日、救急医療体制見直しや医師不足解消を求める意見書を橋下知事に提出したのをうけ、表明した。

 橋下知事は救急医療について「最重要課題の一つに位置づけている」としたうえで、「各病院それぞれが患者を365日受け入れる態勢を見直すため、輪番制や役割分担を検討し、当直の医師が疲弊しないよう万全を期したい」とし、「4月にまでに検討結果を公表したい」と言明した。

 また、空き病床や受け入れ可能な診療科などが分かる「救急医療情報システム」の情報発信が遅れていることについて、橋下知事は「システムの改善や向上に努めたい」と話した。

 大阪府では昨年末、富田林市の女性(89)が体調不良を訴えて救急搬送中、府内30病院に受け入れを断られたすえに、死亡するケースが発生するなど、救急患者の受け入れ拒否が相次ぎ、問題化している。


地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(7) | トラックバック(0)2008/02/16(土)11:46

コメント

「輪番制」は
その「当番病院が必ず応需する」こと、また裏をかえせば「その日の当番病院以外は救急対応しない」ということ大前提にないと成立しません。
 当番日は全科医師夜勤(当直ではなく!)体制をしきますので、人員予算配分を知事お願いします。もちろん翌日はお休みいただきますし、当番日以外はたとえ輪番病院が緊急手術中であってもこちらでは救急対応いたしかねますが、よろしいですね?

2008/02/16(土)14:05| URL | のじぎくの墓 #- [ 編集]

>週替わりなどで担当の病院を設けることで、スムーズな救急医療を目指すのがねらい

って、橋本新知事も医療のこと知らずにいつものように軽いコメント残すと大火傷を負ってしまいますよ。

輪番制は輪番をする病院に設備、人員配置の面で「基礎体力」がないとできませんし通常は日替わりです。当番病院に救急患者が集中するわけですから入院ベッドは次々埋まってしまい、救急患者用にベッドを確保してもし1週間の間空きベッドのままなら病院は大赤字です。また医師も連日救急対応を求められるとすると現行の違法当直では体力がもたず、正規の労働基準に基づく交替勤務に早急にしてもらわなければ日勤業務に支障をきたします。ですが今の医療制度の中では交替業務になるほど医師をそろえると人件費で病院は赤字倒産します。システムとしても夜間診療と救急当番病院の連携、軽症患者の取り扱い、住民への利用の仕方の啓蒙など十分に行ってから開始しないと現場が混乱するだけです。
伝聞による机上の空論ではなく、現場に足を運ぶなり、現場の生の声をよく聞いて専門家に相談した上で制度を導入しないと、救急返上病院続出し、病院から医師がいなくなって、医療崩壊にとどめをさした知事として名を残すことになりかねません。

2008/02/16(土)17:42| URL | しろふくろう #SFo5/nok [ 編集]

長野こども病院VS田中前知事

2006年、田中康夫前知事は県立こども病院に対して「重症紹介患者だけでなく、一般小児の夜間救急も受け入れる」旨を指示し、当時の病院長が抗議辞任する騒ぎとなりました。

久々にHpを拝見すると、トップページで「新生児科医」「麻酔科医」および「外科部長(!)」を公募しています。さらに、産科と麻酔科はリンクが切れています。新院長は麻酔科出身で、麻酔・集中治療がウリだったのですが・・・

橋下知事が、おなじ過ちを繰り返さないことを祈ります

2008/02/17(日)01:19| URL | clonidine #- [ 編集]

タレント知事の力量と見識が試される

就任当初からかなり飛ばしているようですが、現場の意見を蔑ろにして、一方的に住民の立場だけで話を推し進めていったら間違いなく医療崩壊にとどめを刺した知事になるでしょうね。
他者に対する想像力が欠如していたり、または相手のことはどうなっても良いと思えてしまった時点で、知事失格です。田中康夫が好例です。
知事・政治家に必要なのは、ポピュリズム的な無分別な実行力よりも、他者に何かを頼むのであれば真剣に相手の立場に立って物事を考えることのできる姿勢と能力だと思います。

2008/02/17(日)08:18| URL | 地方小児科医 #jOHzQI1Q [ 編集]

雲隠れの術

そのうち医師はみんな雲隠れの術を使い出すかもしれませんね。
ところでここ2ヶ月ほどずっとアクセスできませんでした。自分のパソコンのお気に入りにいれているのですが、そこからできませんでしたし、検索サイトからもアクセスできませんでした。ブログを閉じられたのかと思ってました。本日たまたまいつもの癖でいつものようにお気に入りの伊関さんのところをクリックしたら繋がりました。繋がったのが嬉しかったので、コメント残しますね。

2008/03/30(日)19:57| URL | 冬眠中 #b57NM4gQ [ 編集]

ssdさんならお好きかも

 伊関さんのブログに時々アクセスできなくなることは今までにも時折ありました。しかしこんなに長期なのな初めてです。
 そのこととは全く無関係だとは思いますが、こんなことを書いているブログがありました。いつもいろいろなブログを読みながら漠然と感じていた不安をしっかりと記してくれていると思いました。
 特にアメリカだけがこのようなことを考えているのではなく、ネットを利用して現実世界を監視または支配しようとするものたちなら、考えるつくことだと思いますから、気をくばっておくことは大切だと思います。

http://blog.goo.ne.jp/shiome/d/20080326
後半部分を読んでみてください。

2008/03/31(月)11:41| URL | 冬眠中 #b57NM4gQ [ 編集]

面白く拝読しました。

実は、私も医療崩壊を促進するために雇われた某国のエージェントだったんです。

2008/04/01(火)12:58| URL | ssd #- [ 編集]

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プロフィール

元埼玉県庁の職員。 現在は埼玉県の坂戸市にある城西大学の経営学部の准教授で行政マネジメントを教えています。

伊関友伸

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