栃木県内4カ所で産科休止 医師不足などで 大学病院にしわ寄せ懸念
下野新聞が、栃木県内48カ所の産科医療機関のうち、下都賀総合病院(栃木市)など4カ所が08年1月以降に、お産を休止したり休止予定であることを報道している。
県内4カ所で産科休止 医師不足などで 大学病院にしわ寄せ懸念
下野新聞 2008年3月26日
http://www.shimotsuke.co.jp/hensyu/news/php/s_news.php?f=k&d=20080326&n=0
県内4カ所で産科休止 医師不足などで 大学病院にしわ寄せ懸念
下野新聞 2008年3月26日
県内48カ所の産科医療機関のうち、下都賀総合病院(栃木市)など4カ所が1月以降に、お産を休止したり休止予定であることが25日、厚生労働省と県の緊急調査で分かった。産科医不足や開業医の高齢化などが主な理由。県内ではこれまでにも塩谷総合病院(矢板市)、宇都宮社会保険病院(宇都宮市)など中核病院を含めて産科休止が相次いでいる。お産ができる医療機関の総数はこの10年間で14カ所減る見通しだ。
県は「今すぐ産科医療が崩壊するような危機迫る状況ではない」と分析しながらも、周辺の大学病院などへのしわ寄せが「ボディーブローのようにきいてきている」と警戒を強めている。
休止するのは下都賀総合病院が四月から、山口産婦人科医院(宇都宮市)が六月から。大塚医院(宇都宮市)と、ひがのクリニック(二宮町)は三月から休止した。県などによると、この四カ所が扱ったお産は二〇〇六年度が約四百件だった。同年度の県内のお産件数は約一万八千五百件。
下都賀総合病院は二人いた産科の常勤医が昨年四月から一人になった。さらに大学病院からの非常勤医の派遣が今年四月以降、打ち切られることになり「常勤医一人だけでは負担が大きすぎる」と一時休止に踏み切った。婦人科は継続する。
同病院は県の周産期医療連携病院の一つ。県は同じ下都賀医療圏の獨協医大や自治医大の総合周産期母子医療センターに患者が集中することを懸念している。
山口産婦人科医院と大塚医院は医師の高齢化、ひがのクリニックはスタッフ不足が理由という。いずれも婦人科は継続する方針だ。
厚労省の医療施設調査によると、県内でお産を扱う医療機関は一九九九年十月時点で五十八カ所あったが、十年足らずで四十四カ所にまで減るとみられる。
今回の緊急調査は、産科医不足などを背景に同省の指示で実施。今年一月以降に、お産を「休止」または「休止予定」としたのは二十二都府県の計四十五カ所。都道府県別では本県と愛知が四カ所で、静岡(六カ所)、岐阜(五カ所)に次いで多かった。
里帰り出産を断るなどの「制限」や「制限予定」は十県、三十二カ所で、本県はなかった。同省は福島、群馬、長野、静岡、沖縄の五県七カ所で「それぞれの地域でのお産継続は困難」と判断し、近隣の大学病院からの医師派遣などの対策を決めた。
地域医療・自治体病院のマネジメント
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│2008/03/31(月)17:32
