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病院2013年6月号(72巻6号)巻頭言 特集 女性医師のキャリアデザインと病院

病院 2013年6月号(72巻6号)巻頭言

特集
女性医師のキャリアデザインと病院

伊関 友伸(城西大学経営学部マネジメント総合学科 教授)

 厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師調査」によると,2010年末におけるわが国の医師数は29万5049人,そのうち女性医師は5万5897人で,全体の18.9%に及ぶ.近年の医科大学入学者に占める女性の割合は約3分の1となっており,今後も女性医師の割合は高まる見込みである.

 女性医師が増えること自体は,患者の視点からもメリットが多く,男女共同参画の観点からも当然のことと言える.しかし,女性医師の場合,妊娠の一時期・出産時には臨床の現場から離れなければならず,その後も仕事と育児の両立という現実に直面することになる.わが国の医師の慢性的な長時間労働や不規則な勤務形態の現状から,離職や長期休業,非常勤などの不安定な勤務形態への変更を選択せざるを得ない女性医師が多いのが現状である.

 医療崩壊を契機として,女性医師の離職防止・復職支援の重要性が社会における共通認識となり,大学・学会・病院・行政などにおいて様々な取り組みが行われている.女性医師の支援は,医師不足の対応策として限定的に考えるのではなく,男女が平等に職場や家庭に参画できる社会を目指す中で,いかに女性(そして男性も)が,診療と家庭生活の両立,医師としてのキャリアの継続・向上を図ることができる環境を整えるかの視点で捉える必要がある.

 子どもを産み育てることは,人として最も幸せな営みの1つである.性別を問わず,希望する医師全てが仕事と育児の両立ができ,医師として,人間として成長できる社会を実現すべきである.それは,日本の医療の質の向上にもつながると考える.


地域医療・自治体病院のマネジメント2013/06/20(木)08:09

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プロフィール

元埼玉県庁の職員。 現在は埼玉県の坂戸市にある城西大学の経営学部の教授で行政マネジメントを教えています。

伊関友伸

Author:伊関友伸

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