常勤医不足解消へ着々 県立宮古病院

岩手日報が医師不足に苦しんでいた県立宮古病院の医師数が増えていることを報道している。

東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県だが、海沿いの自治体病院には人間的な魅力と経営能力に優れた院長先生が多い。

数年先には大きな成果が出ると見ている。


岩手日報2013年8月17日
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20130817_12


 常勤医不足が続いていた宮古市崎鍬ケ崎の県立宮古病院(佐藤元昭院長)の医師数が回復傾向を示している。宮古医師会や岩手医大と連携、震災後に被災地支援で着任した医師もいて、本年度は37人(前年度比5人増)となった。特に循環器科や整形外科の診療体制が充実。宮古地域の基幹病院として良質な医療の提供に期待が高まっている。

 同病院の常勤医数(1998年度以降)は、2000年度の50人をピークに漸次減少。10年度は27人まで減り、損益は約7億1500万円の単年度赤字となった。診療休止する科も出始め、一般病床の利用率も60%台前半に低下した。

 このため、震災後に着任した佐藤院長が中心となり、医師招聘(しょうへい)の活動を本格化。医師募集を全国に発信したり、岩手医大から医師派遣を受けた結果、11年度30人、12年度32人と上昇に転じ、本年度の収益の黒字転換も視野に入ってきた。

 同病院は本年度から5階病棟を削減。がん治療の外来化学療法室やがんサロンに転用して、機能強化も図っている。佐藤院長は「基幹病院の役割を果たすためには常勤医は最低でも40人が必要だ。かかりつけ医の必要性を理解してもらい、開業医と役割分担していきたい」と語る。

【写真=外来患者を診察する循環器科の前川裕子医師。医師数の回復に伴い地域完結の診療体制が構築されつつある】





地域医療・自治体病院のマネジメント2013/08/22(木)23:27

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プロフィール

元埼玉県庁の職員。 現在は埼玉県の坂戸市にある城西大学の経営学部の教授で行政マネジメントを教えています。

伊関友伸

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