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城西大学経営学部准教授伊関友伸のブログです。地域医療・自治体病院の経営を中心に、行政やPTAのマネジメントなどについて議論をします。
毎日放送のVOICEという番組でインタビューを受けた。
関西の番組なので、伊関は番組を見ていない。
毎日放送のHPに放送の概要が文字になったようだ。
あの、馬一頭プレゼントの遠野市まで取材に行っているようだ。
医師は「確保」でなく、相手のことを考えれば「招聘」でしょうと言ったはずであるが、「獲得」とされてしまった。
また、医師の皆さんから怒られると思う。
インタビューでは、医師の方々が働きやすい職場を作らなければ、医師の招聘はできないと言っていたのであるが…。
医師招聘は「選挙と同じで誠意をもってお訪ねして、もう誠心誠意お願いする」のではないと思う。
■「市長のお仕事は『医者獲得』!」
毎日放送 平成19年2月21日放送
http://www.mbs.jp/voice/special/200702/21_6909.shtml
■「市長のお仕事は『医者獲得』!」
毎日放送 平成19年2月21日放送
医者不足は、地方だけではなく実は都市部でもおきている問題で、市民にとっては、まさに生命にかかわるものです。
それだけに今、自治体のトップにとっては、医者確保は最大の仕事ともいえるんだそうです。
頭を下げるのは当たり前、高額の給与や中には馬一頭をプレゼントなど、あの手この手でお願いに奔走する関係者の最前線を取材しました。
大阪の泉大津市立病院。
3年前、大きなピンチに見舞われました。
【2004年2月放送のニュースより】
「大阪府泉大津市の病院で産婦人科の担当医が6月末でひとりもいなくなる恐れがあることがわかりました」
大阪大学から産婦人科の医師全員の引き上げを通告されたのです。
産婦人科は一時休止、大阪でも産婦人科医不足が明らかになった象徴的なニュースでした。
このピンチの年に、初めて当選した神谷昇市長は、大学の医局詣で(いきょくもうで)を欠かしません。
この日は、大阪市立大学産婦人科の石河教授のところに向かいました。
<神谷昇・泉大津市長>
「もう、神様、仏様、石河教授です」
大阪市立大学は、産婦人科休止のピンチに手を差し伸べてくれました。
今は、女性の常勤医師を5人、派遣してもらっています。
<神谷昇・泉大津市長>
「今年もどうぞよろしくお願いします」
<大阪市立大学産婦人科・石河修教授>
「この3月で、私どもの関連病院も2つ閉鎖してね。その犠牲のうえで、泉大津の産婦人科の医者もおるということを絶対忘れないようにしてくださいね」
<神谷昇・泉大津市長>
「それはつねに念頭に置いておりますから」
<大阪市立大学産婦人科・石河修教授>
(Q.市長はよくおいでになるんですか?)
「市長は、よう来はるよ。ちょっと寄ったので、ちょっと近所まで来ましたのでというぐらいに。目に見える市民サービスとして市立病院を充実させることが大事と早く気がついたのでは」
泉大津市では、病院経営の専門家による検討会をつくり、病院の特色づくりや人件費の削減など抜本的な改革を行っています。
ピンチを脱した産婦人科は、今では病院全体の稼ぎ頭。
新年度には、新生児のための集中治療室もつくり、大阪府南部のお産のセンターとして整備する方針です。
<患者>
「病院で女医さんが多いところを調べたらここだったので」
「丁寧な対応をされているなと思います」
<飯田さよみ・院長>
「私たちも医師を十分確保している状態ではないので、今の状態でひとりぬけ、2人ぬけしたら非常に危ないという危機感はいつももってのぞんでるんですけれども」
医師専門の人材紹介会社、リンクスタッフ。
よりよい条件を求めて転職を希望する医師が急増、病院側からの求人登録も増えて、業績を伸ばしています。
<リンクスタッフ・杉多保昭社長>
「とにかくドクターがほしいという要望が非常に大きいので、年収5,000万出すから来てくれという求人さえくるような」
一方で、医師の側からは「ゆとりのある生活がしたい」という希望が増えています。
<リンクスタッフ・杉多保昭社長>
「週3日の勤務にしてくれとか、5時に帰らしてくれとか。今までがハードすぎたと思いますね」
リンクスタッフの運営する医師向け求人サイト「eーdoctor」には、常に2,500件の求人広告が掲載されています。
広告料は、月に3万円から5万円程度ですが、自治体も医師募集の大きな広告を出しています。
<和歌山県医務課・糸川徹班長>
「和歌山県でもホームページ等で広告、PRはしているんですが、なかなか官公庁のホームページから医師の求人情報を見ていただくことは少ないかなと。『eーdoctor』については、数多くの医師からアクセスがあると」
岩手県遠野市。
人口3万人、河童の伝説など民話の里として知られるこの町も、深刻な医師不足に悩んでいます。
市内で唯一の公立病院・県立遠野病院は、常勤の医師が11人、産婦人科や整形外科がありません。
そんな中、市長が打ち出した秘策は、なんとも突飛(とっぴ)なものでした。
<本田敏秋・遠野市長>
「馬1頭」
えっ? 馬ですか?
市長は、遠野病院に勤務する医師が希望すれば、乗馬用の馬を1頭プレゼントすると発表したのです。
遠野は、古くから馬の産地で、市内の施設「馬の里」では競走馬100頭、乗用馬40頭が飼育されています。
この遠野ならではの強みを生かして医師を呼ぼうというのです。
<本田敏秋・遠野市長>
「馬と親しみながら、馬と触れ合いながら、遠野の市民の医療を守ってくれませんかと」
馬は1頭150万円程度ですが、施設で飼育・調教をしてもらうには、毎月6万円が必要です。
負担が大きいので、希望によっては馬そのものでなく、無料でいつでも乗れる権利にすることも考えています。
ところで、なぜ、馬なんでしょうか?
<乗馬教室の受講者>
「医学部には、乗馬部が多いんです。中にはお医者さんで乗馬やってた人が、もう1回、復活ということがあるかもわからないけど」
市民に聞いてみました。
<遠野市民>
「まあ、馬一頭!すごい!」
「馬はどうかと思うけど、家一軒ぐらい建ててやってもいいよね」
「馬でも何でもいいからあげたいぐらいみんな待ってるんだけど来てくれないね」
馬一頭くらいで医師が来るわけがないと冷めた声もありますが、市長は真剣です。
<本田敏秋・遠野市長>
「それだけ医師不足も深刻なんですよということを、私は訴えたかったんですよ。背景には、そんな切実な思いがあるんだと」
医師の数は、全国で毎年4,000人ずつ増えていますが、都市部に偏っています。
地方の公立病院は給与が低く、勤務が過酷なため、医師が減り続けています。
<病院経営に詳しい城西大学経営学部・伊関友伸助教授>
「自治体病院でドクターがいなくなる病院が続発することは確実だと思います。この3月、4月もひとつの危機だと言われてます。大学の医局からドクターを引き上げる動きがどんどん進んでますので」
産婦人科休止のピンチから立ち直り、常勤医師43人の態勢を誇る泉大津市立病院には、全国各地から視察団が訪れます。
この日は、島根県出雲市から議員たちがやってきました。
<出雲市職員>
「お医者さんの確保についてはどういう風にされているのか」
<神谷昇・泉大津市長>
「例えは悪いが、選挙と同じで誠意をもってお訪ねして、もう誠心誠意お願いするということで」
<神谷昇・泉大津市長>
「病院の医師を獲得するために血眼にならないといけないというのは、きわめて異常だと思っております。医療に関しては、国も府ももっと汗をかくべきと思っております」
新年度、いかに医師を獲得するか、自治体のトップによる激しい争奪戦が、今、繰り広げられています。
地域医療・自治体病院のマネジメント
| コメント(1) | トラックバック(0)
│2007/02/24(土)21:45
最近はテレビ局の番組捏造が問題になっております。
伊関先生も「捏造の疑いあり」とクレームをつけてみたらいかがですか。
2007/02/25(日)20:32| URL | ハンドル名未入力 #- [ 編集]
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元埼玉県庁の職員。 現在は埼玉県の坂戸市にある城西大学の経営学部の准教授で行政マネジメントを教えています。
Author:伊関友伸
連絡先 iseki@pm-forum.org
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