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常勤の産科医、不在に 牛深と小国の自治体病院

熊本県天草市牛深町の市立牛深市民病院と阿蘇郡小国町の小国公立病院で、4月から常勤の産婦人科医師が不在となり、出産や入院ができなくなるようだ。

医師を派遣してきた熊本大が派遣を打ち切り、医師配置を広域的に再編することによる。

常勤の産科医、不在に 牛深と小国の自治体病院
熊本日日新聞 平成19年2月28日
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20070228200014&cid=main





常勤の産科医、不在に 牛深と小国の自治体病院
熊本日日新聞 平成19年2月28日

 全国で産婦人科の医師不足が深刻となる中、県内でも天草市牛深町の市立牛深市民病院(松崎博充院長)と阿蘇郡小国町の小国公立病院(松村克己院長)で、四月から常勤の産婦人科医師が不在となり、出産や入院ができなくなることが、二十七日分かった。

 医師を派遣してきた熊本大が派遣を打ち切り、医師配置を広域的に再編することにした。両病院の外来診療は非常勤で継続するが、自治体病院は地域医療の中核を担っており、地域住民に不安も広がっている。

 牛深市民病院では昨年三月、それまで産婦人科医師を派遣してきた福岡大が医師を引き揚げ、同年四月、地元の要請で熊本大が医師を派遣した。しかし、「医師一人体制では、過密な勤務の中で医師も患者もリスクが高まる」(同大)などとして、三月いっぱいでの引き揚げを決めた。

 一方で、天草地域で中核となる天草中央総合病院(本渡地域)の医師は三人体制と強化。同病院から週一〜二回程度、医師を牛深市民病院に派遣し、外来は継続する。
 
小国公立病院では昨年十一月、熊本大から「医師を地域の中核病院へ集約したい」と申し入れがあった。四月からは阿蘇市の民間病院が増員となり、同病院から非常勤医が週一回程度、小国に派遣される。

 産婦人科医師の減少は全国的な傾向。当直や緊急呼び出しが多いなど勤務が過酷で、医療訴訟を抱えるリスクも高く、志望する医師が減少。加えて、〇四年に始まった新人医師の研修制度で大学の医師が減少している。

 熊本大学の片渕秀隆教授(婦人科学)は「地域のことを考えれば苦渋の決断。しかし、大学も医師が不足する中、地域の医療体制を維持するため病院の枠を超えた体制を考えた」と話している。

 小国公立病院の児玉秀次郎事務局長は「残念だが申し入れを受けざるを得ない」、天草市の安田公寛市長は「大学の医師が足りない現実は理解している。市としては、医師確保をあらゆる方向から検討したい」と話している。(藤山裕作、隅川俊彦)



地域医療・自治体病院のマネジメント | コメント(0) | トラックバック(0)2007/03/01(木)06:50

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プロフィール

元埼玉県庁の職員。 現在は埼玉県の坂戸市にある城西大学の経営学部の准教授で行政マネジメントを教えています。

伊関友伸

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